〜夫の痔ん義なき戦い〜
夫の地獄の日々は、約1年前から始まった。
『ジャ〜ッ』トイレの流す音が聞こえる。私はまるで合格発表を待つ受験生かのように、緊張が走る中ゴクリと固唾を飲んだ。
トイレから夫がヨロヨロと出てきた。その顔は青ざめており、世界の終わりのような顔をしている。
私『どうだった?』 夫『地獄だった、、』
目の焦点が合わない。中々終わらぬ戦いでかなり疲弊しているようだ。
夫の痔が発症した原因は、毎日のデスクワークと水分不足からである。初期の頃は、トイレをした後に少し痛みがある程度だったが、海外出張の際に症状が一気に加速したようだ。
〜痔・LIFE〜
元々は1日に3合近くのお米を食べる夫。出張から帰国してからは、ご飯を食べることも怖くなり、ゼリー飲料と野菜スープを恐怖で怯えながら摂取するという日々が続いた。
私もその間、複雑な気持ちで過ごしていた。なぜなら夫の前で、固形物のご飯を食べられないからである。万が一夫の前で食べようもんなら、きっと夫は乞食のような目で私を見つめてくるに違いない。そしてきっと私も罪悪感でいっぱいになるであろう。
そこで私は『あなたがこんなに辛い思いをしているのに、私だけ美味しいものは食べられない。痔・LIFEを共に生きよう』と宣言しつつ、夫に隠れておにぎりをパクパクと食べていた。人間の欲とは実に醜いものである。
さて、こんな生活を続けていても、夫の症状は一向に良くならない。固形物の摂取を控えるようになったものの、恐怖の便意が時より襲ってくる。しかも一日に一度ならずなのだ。夫はあまりの痛さに羞恥心やプライドを捨て、ついに肛門外科を受診した。
医者『それじゃあ入れますよ〜』グリグリ。夫は横になり、お尻を突き出した状態でカメラを入れられた。激痛が走る。
医者『ありゃ〜これは便の通り道に傷が2つもできてるねー』
肛門に一つ傷ができているだけでも痛いだろうに二つもできていたとは、さぞ辛かったであろう。私もそれを聞いた時はあまりにもかわいそうで涙が出そうになった。そしてあの時おにぎりを一人で頬張ったことを心底悔いた。
〜治療開始 希望から絶望へ〜
病院では飲み薬と注入式の軟膏をもらい、食事についてのアドバイスももらった。一生懸命に頑張ってきた食事制限は逆効果で、むしろ腸内環境が悪化し便を固くしてしまうそうだ。
先生のアドバイスを信じ、その日からは食事を少しずつおかゆなどにして、元に戻していくことにした。しかし、夫婦揃って大好きだった玄米は、便を固くするかもしれないということで、しばらく控える事にした。
夫は藁にもすがる思いで、病院からもらった薬を真面目に使い続けた。しかし症状はあまり改善しない。原因は病院の薬が効かないのではなく、塗り薬が効く前に便が治りかけの傷口を繰り返しえぐっていたのだ。その結果『Scrap and Build』というなんとも恐ろしい作業が夫の肛門では日々行われていたのである。
〜絶望から希望へ〜
やっと差した希望の光がまた絶望へと変わり、夫のメンタルはボロボロだった。「このままだと、永遠に治らないかもしれない...」そんな夫を見ていると私も居ても立っても居られなくなり、なんとか打開策はないかと真剣に考えた。
そんな時にふと実家のテレビで流れていたCMを思い出した。『出口の便をオイルが包んでつるんっと出す。オイルデル!』これはいけるかもしれない!八方塞がりの暗闇の中に、また一条の光が差した。
早速注文し届くやいなや夫に飲ませると、変化はすぐに現れた。いつものように戦に向かう表情でトイレへと向かった夫。今までは苦虫を潰したような顔でトイレから出てきていたが、今日は違った。なんとスッキリと爽やかなオーラをまとって出てきたではないか。若干の余裕さえも感じる。久しぶりに見た夫の穏やかな表情に、私もホッと胸を撫で下ろした。
夫『オイルデル本当にすごいよ!キャッチコピーの通り、オイルで潤いコーティングをしてとぅるんと出してくれるから、傷口が初めてえぐられなかった!』
正直ここまで効果があるとは思っていなかったため、私も驚いた。それからというもの、オイルデルのおかげで病院の注入式軟膏がちゃんと効くようになり、痔の症状はみるみるうちに良くなっていった。
〜オイルデルの可能性〜
半年間夫を悩ませた痔は、わずか1~2週間で完治したのである。それから一年近く経った今も痔は一度も再発していない。たまに長時間座り続けたり水分不足でお尻が若干痛くなることはあるが、オイルデルを飲むと悪化せずにすぐ治るのだ。
調べたところ、オイルデルは便秘で悩む方向けに作られた薬で、大腸を刺激するタイプの便秘薬とは違い、便に水を与えて柔らかくしてから自然な便意を誘導してくれるため、腹痛や体への負担も少ないようだ。また、「麻子仁末(マシニン末)」というオイル成分が、腸壁と便を潤滑にしスムーズにしてくれるとのこと。
便秘を解消する薬ということもあって、『痔の薬 市販』というワードで検索してもオイルデルはヒットしにくい商品だが、今回は便秘薬のオイルデルによって、『痔』という病気も治してもらうことができ、オイルデルの汎用性の高さには驚かされた。だからこそ、『痔の薬 市販』というキーワードでこの商品に到達してほしいと願い、この記事を書くに至った。
もちろん過剰摂取はあまりおすすめしないが、我が家では『お尻の守り神』として現在も常にオイルデルをストックしている。小林製薬のオイルデル開発部には、夫婦共々こころからの感謝を捧げたい。
〜まとめ〜
痔は本当に辛い。現代の地獄とも言える。医療が発展した今、痔の治療法は数多く存在するが、夫は小林製薬の『オイルデル』と病院の薬を併用して完治することができた。
その方法が万人に合っているのか、痔の症状も人それぞれなのでわからないが、この情報が少しでも痔で苦しむ人の希望の光になると、筆者も夫もとても嬉しく思う。
〜エピローグ〜
夫の痔が完治してから数ヶ月後。私は食べずにとっておいた玄米を、久しぶりに食べようと計量していた。すると何やら、小さな黒い物体が大量にうごめいている事に気がついた。
私『...ヒィーっ!!』黒い物体の正体はコクゾウムシ。虫が大の苦手な私は、しばらく白目をむいて倒れていた。長い間放置しすぎて米用虫除けも入れてなかったため、奴らは夫が痔で苦しむ間、ぬくぬくと育っていたようだ。
痔によって引き起こされた地獄は、夫だけではなく私にも回ってきた。その後『米唐番』を大量買いし、お米を研ぐたびに白目をむいてしまいそうなトラウマが襲ってくるようになったことは、言うまでも無い。
これにて、痔・ENDである。
うさこ🥕


